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2019年7月16日 (火)

三通目のお手紙全文

被害妄想だったごめんなさい、私に悪いことがあるなら
ハッキリ言ってよという二通目のお手紙のあと、

わたしは

「西村さんに望むことはない。
今のままでじゅうぶんである。
西村さんが壁をコンコンしたと書いてあったが
鈍感な自分はそれすらも気づかなかった。
私にとって西村さんは良き隣人である。
わたしは西村さんに悪意はないので、
どうかノビノビ生活してほしい。」

と、またお返事しておきました。


その後、十日ほどしてもらった三通目の手紙です。
ドアの前でバッタリ会って手渡されたやつです。

 

これを見て、私が書いたやつだ!
私の書いた手紙を公開するなんてヒドイ!
と思ってしまったあなた、あなたじゃありません。
あなたと西村ミドリさんは別人です。

 

Photo

西村さんは、わたしを「怖い隣人」だと思っているのです。

 

---------------------------

 

前略

 

私が以前書いた手紙の下書きを読み返してみました。
随分ひどい事がストレートに書いてあるなあと思いました。
もう少し書き方が有ったし、
これでは大澤さんも私を恨むのも当然だなあ、と思いました。

 

それで、私がお風呂に入っているときに、
必ず大澤さんはドンとか、ドンドンとか、壁を叩いているのですね。

 

おそらく大澤さんは、私を恨んだり怒りが爆発したりして、
気を晴らしているのだと思います。

 

私はこの先20年は、このマンションに住む予定です。
その後、もしかしたら日本国籍を捨てて
パリに永住しようかと思っています。

 

その20年間、大澤さんはお風呂の壁をたたき続け、
私を恨み続けるのでしょうか。

 

どう書けばわかって頂けるか難しいところですが、
そのような事をしても大澤さんは不幸に見舞われるばかりです。

 

どうか幸せになってほしいのです。
信じられないかもしれないけど、
私は実はとても良い人です。

 

笑いますか?怒りますか?
「信じられない」
そうですよね、お庭で、あれだけ私の言いたい事を
どなりちらしてきたのですから
信じられないでしょう。

 

でも、あえて書きますね。

 

私は、この世やあの世の事がわかっている変人です。
それで何が言いたいかというと、私を恨んでも
壁を何千回何万回叩いても、たとえ壁を壊しても
爆弾をしかけても、大澤さんには良い事がやってきません。

 

私は平気ですが(私は不幸にならない)

 

というより、私は大澤さんの未来が心配です。
大澤さんは私をこわいと思ってるかもだけど、
私とお話ししましょう。

 

私は大澤さんの愚痴や不平不満をききますよ。
壁ではなく私のほっぺたや頭を叩きましょう。

 

壁を叩いていては大澤さんの手が痛くなります。
私は痛くないです。違いますか。

 

「えっ?棒で叩いているのよ」
いや、そういう問題ではないです。

 

私の考え方は、日本の方々と違くて、わかりずらく、
大変申し訳ないです。
しかし、大澤さん、どうか私と話をして不満を私にぶちまけて
うさをはらあして、そのあとお笑い番組などを見て、
大笑いしてひっくり返って涙が出る程笑ってください。

 

笑う門には福来たり。
これ本当です。

 

そして、誰も恨まず、楽しい毎日にするのです。
大澤さんの得意なピアノもじゃんじゃん弾いてください!

 

歌も歌って、冗談も言って、いつでもるんるんして下さい!

 

でも人間だから悲しいことや悔しいことも有る。
そういう時は、港区じゅうに聞こえるような大声で
わーんわーんって泣いてください。

 

いつ大震災が起こるかわからないし、
ISの関係で、テロとか戦争とかで、突然死ぬかもしれない。
そんな時
「ああ私良い生き方したなあ!!」って思いたいですよね。

 

だから私を恨んで壁を叩いても損ですよ。
あまり説得力ないかな。
私は自分の自己実現はしているんだけど、
どうもアサーションが出来ていないので
やはり勉強しないとだめです。
ま、他にも改めるべきところは改めます。

 

今日、気づいたことは、私の事を怖がって誰もクレームを
つけないことです。
うひゃー、この国の人は何も言わないですね、私の友人以外は。

 

パリをはじめ、他の国の人々は、言いたいことは言うし、
壁をコンコンどころか殺すだろうし。

 

日本以外の国々は、全く日本と異なるのです。

 

とにかく時間を作りますので、大澤さんの心の問題を解決しましょう。
それで、お隣だからといってウソの手紙は書かないで下さい。
ウソなんてすぐにわかるし、何の解決にもならないです。

 

とにかく解決してハッピーになりましょう!

 

私の主人がいない時が良いと思うので
○月○日(月)はいかがですか。
いずれも午後1時以降夕方5時までで、
お時間頂けますでしょうか。
それではお返事お待ちしております。

 

西村ミドリ

 

----------------------

 

いかがですか。
ところどころまっとうなのが怖いでしょう。

 

西村さんの脳内の大澤のセリフまで登場しています。

 

前回、被害妄想だったごめんなさいという返事のあとコレです。
つまり、幻聴は変わらず聞こえているのです。

 

他の部屋からではなく我が家の騒音だとこだわっているのは、
わたしが西村さんを憎んでいると思いこんでいるからでしょうか。

 

まだラッキーだったのは、
帰宅するところで西村さんと会えたということでしょう。
今まで部屋の中でカベを叩いていたはずの私が
外から帰ってきたんですから。

 

わたしが仕事で夜までいない、なんて簡単なことも
もはや西村さんにはわからないのです。

 

なので、平気で平日の昼間を指定して
会いましょうと言ってくるわけです。

 

ふつう隣人トラブルなら、一対一で会うのは怖いですよ。
ふつうなら夫に、対応してもらいたいでしょう?
それなのに夫のいないときに二人で解決したいと言う。
「あなたと私の世界」ですね。

 

西村さんは日本人です。たぶん。
ちなみに大澤も純日本人です。

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